Google Chat and Slack
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Google Chat と Slack
Slack の無料枠だと,おおよそ以下のようなものが利用できる.
- チャンネルは 無制限
- 連携アプリは 10 個まで
- 音声・ビデオ通話
- ファイル共有
- メッセージは 10,000 件まで
参考
https://slack.com/intl/ja-jp/pricing/free
大学院の学生同士の交流場所として Slack を有志が運営してくれていたが,
一年半ほど経ってみて,最後の項の 10,000 件が非常にネックと感じるようになってきた.
このメッセージは 10,000 件を超えると,超過した分だけ過去の投稿が表示されなくなる仕様となっている.
※ もちろん課金すれば復活する.
アドホックに参照できればそれでよい,と割り切るならこれで別に問題ないのだが,
過去の講義でどういった情報交換が行われたかという情報は大学生のご経験がある方はどなたも得心がいくかなと思う.
実際,周りで軽くヒアリングしてみたが,「過去がのこらない」というのは地味にストレスである,という声が多く聞かれた.
じゃ,Slack に課金するかというと,社会人が 8 割の社会人大学院とはいえ,各人そこはシビアで
お金は基本的に出したくない.じゃ,どうしよう?
ということで,大学の契約している G Suite(Google Workspace に変わったらしいけど) の Google Chat が
どうにか使えないかな?というストーリーを考えてみた.
すでに検索すれば比較記事などはちょくちょく出てくる.
見た感じ,Slack も Google Chat も機能的には大きく変わらない.Google Chat は Google Workspace の
一部なので,有償版しかなく Google の他サービス(Meet とか Drive とか)と親和性が高そうという感じ.
なので,スペック的には同等な感じがする.
https://businesschatmaster.com/hangouts/hangouts-chat-slack-comparison https://www.chanty.com/blog/hangouts-chat-vs-slack/
あとは使い勝手次第になるのだけれども,少し触ってみた感じ,Slack とはチャットコミュニケーションを別のかたちで
定義しようとしているように感じた.
Google Chat ではまず「チャットルーム」を作成し,ルーム名はその集まりの名称,それに関係するメンバを集める.
Slack の「チャンネル」に相当する.
チャットルームでは,「スレッド」を作成でき,スレッドごとにメンバで話題について会話することができる.スレッドは
Slack の「スレッド」に同等と考えてよさそう.スレッドをまたいだ会話
(Slack でスレッドを開始せずにそのままチャットを続けるようなスタイル)は出来ないデザインになっている.
あるいは,Google Chat の考え方としては 5 ちゃんねるの「板」と「スレッド」と捉えたほうが近いかもしれない.
ただし,Google Chat ではスレッドの一覧表示のようなことはデフォルトではできないっぽい.検索はできるけど.
後日詳しく Slack からの移行についてジャストアイデアなことを書くかもしれないけど・・
Slack から素直に移行するのは難しそうだな,というのが率直な感想.
しかし,なんといっても Google Workspace の他サービスとの連携のしやすさと,Slack に比べたら整ってないけど
bot なんかの種類もそれなりにある.
API も公開されているのでそれなりのことは出来るだろう(どこまで何が・・というのはきちんと調べてない).