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Day4 Markdown Editor

Memo, Editor12 min read

Markdown Editor

いろいろ・・というほどいろんなものを試しているわけではないのだけれども.
Markdown Editor について.

ここ数年は Inkdrop に落ち着いてしまっていて,今のところ,他に 鞍替えというのは一切考えていない.
というわけでいくつか触った中で why Inkdrop? という話です.

https://www.inkdrop.app

一般的なメモの話

僕はアナログなタイプで,実は日常におけるちょっとしたメモはノートに ペンでとる派でして,こちらの話は今月のどこかで別途書く.
ちょっとした日記とかメモとか,会議の議事とか,打ち合わせ中の端書きと いったものは全部手書きする.ざっくりいうと,柔軟にまとめたいものや 少し創意の必要なものは手で書いたほうが筆のすべりがよい.そんな理由です.

コード書いてるときがそうなんだけど,ログとか Qiita や Stackoverflow で 調べたこと,書きかけのコード片みたいなのを転載しておくのに Markdowwn Editor の出番になってくる.

コード書くときってだいたい調べ物の連続になってくるのだけれども,再利用できそうな 知識というのがあってわりと僕はそういうのをまとめながらコードを書く.
これはインフラまわりをいじっていた頃からの経験則なのだけれども,本番環境とかそれなりの サーバをいじるときには必ず作業ログを残す現場が大半だと思う.作業ログを残すことでエビデンスになるし, 後ほど手順をみながら検証できるので,これは非常に正しい.
それとは別に,コマンドなんてすぐ忘れるので,あとで似たような状況に陥ったときの自分の ためにもなるんですよね.

なので,メモアプリに必要な要件として,

  • コマンド,コード片を raw に残せること
  • シーケンスや注釈がいれられるとなおよい

という話が出てくる.手順がさくっとメモしておけるとよいので.
そうなると markdown で,となる.

テキスト

テキストエディタでローカルにテキスト保存,というのが一番イージーなやり方だと思うんだけど, バックアップや作業場所を考えるとこれはちょっと筋が悪い.
や,テキスト + DropBox とかで運用してたこともあるんですけど,これは僕には合わなかった.
※ だいぶ前の話なので今の DropBox とは全然違うかもしれない.

ディレクトリ構造とかファイル名とかもろもろ自由度高いのはいいんですけど, 僕は極度の面倒くさがりなので,そのへんはツールのほうで逆にある程度縛りを設けてくれたほうが フォーカスできていいなぁ,と思っている.
現に職場で Wiki 文化が浸透してからはそっちに移行してしまったし.

Redmine

Redmine では結構な期間,Textile を書いていた.それしか使えなかったからだけど.
Textile がどうだったかというと,仕事で使うのでまぁ・・って感じ.プライベートでは 使ってなかったし,今や書き方を微塵も思い出せないので,そういうことでしょう.

けど,テキストベースで書いて整形された見た目で出てくるのと,誰が書いても一定の クオリティになるところ,履歴・差分管理,サーバにつながればどこからでもアクセスできる点 というはとてもよかった.
これにみんながどんどん記事書いてシェアしまくれば最強のエンジニア組織になるじゃん? とか ひとりで盛り上がっていたことがあって,プロジェクト単位では結構成功していたものもある.

けど,全社ベースではあまり成功しなかった.

Markdown へ(Growi)

で,Markdown が流行りだして,僕は Textile からの移行組だったので 過渡期は文法が入り混じって結構不満がつのることもあったのだけれども, 世のツールが徐々に md 一色になることでそれは時間とともに解消された.
こうなってくると,md 対応の Wiki ツールほしいよね,という話になる.

当時在籍していた社で Crowi → Growi が導入された.僕は結構これには 期待していて,ただこれもあまり伸びなかった.
あくまで僕の観測範囲だけども.

https://growi.org/ja/

※ 今見ると,draw.io 使えるんですね.いいなぁ・・

こういうのは積極的に投稿しまくるプレイヤが何人かいないとスケールしないんだと思う.
当時の僕はそこまで積極的に動けなかったので今でも反省している.

DocBase

2 社めは DocBase 使っているのだけれども,これは結構みんな記事をばんばん公開していて ツールというより文化をいかに育むかなのかな,という気がしている. もちろん,そこにツールか絡んできて CODE がなにを規定するかという話も出てくるとは 思うのだけれども.

https://docbase.io

また,SaaS サービスなので運用まわりやセキュリティ,アクセス方法をいちいち気にしないで いいのもよい.
全社で知見を共有して〜 という話なら,この系統のツールでいくつか試してみて手に馴染みそうな ものを採用する,が筋がよさそう.

・・とここまでは,職場で,チームで,という話.
個人でメモをする話に戻るけど,Wiki 的なよさも求めつつ,個人で使うことを考えると もう少しピーキーな性質がほしくなるのが人というもの.

Inkdrop

僕が個人メモアプリを探す上であったらいいなぁと思っていた機能はだいたいこんな感じになる.

  • Markdown で書けること
  • テーマごとに階層構造が作れること
  • オフラインで動くこと
  • Mac, Windows, iOS で動くこと
  • データ同期できること
  • 記事検索できること
  • Vim キーバインドに対応していること
  • バカな俺でも迷わずに使えること

最後の Vim キーバインドが意外とないのと,最後の「バカな俺でも〜」も意外とない.
というのもこの手のツールって差別化しようってなっちゃうのでどうしても多機能に なっていくというのがあって,そうなると初見殺しな要素が入り込みやすいんですよね.

この話,前にもどっかで書いたなぁと思ったら Tweet していた.

Inkdrop は個人開発ですが,作者の方が明確にこのあたりの姿勢を打ち出していて めちゃくちゃ共感できます.
僕は単にコーディングやメモするときの邪魔にならない markdown エディタがほしいだけなんです. でも Vim キーバインドはほしいし,データ同期はしてほしい.

同じこだわりのある人が個人で開発している,というあたりが 今のところ,Inkdrop に定住している一番の理由なのかもしれない.1

・・って持ち上げといて最近は notion 気になって使い方調べたりとかしてた. これはどっちかというと,機能もりもりで組織で使ってください,これ 1 つあれば OK ですよ! という コンセプトですね.
僕個人ではちょっと使いでがないかなぁ・・.

https://www.notion.so

Footnotes

  1. あと,Takuya さん,サポートのレスポンスが超早いです.以前,プロキシまたぎでうまく動かなかったときに 対応込のベータ版さくっと出してくれて非常に助かりました.